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ニューカッスル・ユナイテッド NEWCASTLE UNITED  HOWAY THE LADS!!

ニューカッスル・ユナイテッド NEWCASTLE UNITED HOWAY THE LADS!!

NUFC用語集2

【G】
Galleher,Hughie:ヒューイ・ガラカー[人名]
1920年代のニューカッスルとスコットランド代表 (ただし血統的にはアイルランド人である) の伝説的ストライカー。50年代にミルバーンが現れるまで、ニューカッスルで最も有名で最も偉大な選手と呼ばれていた選手である。身長165 センチ(156センチという説もあり) と小柄ながら、ヘディングも強く、当時のジャーナリストの言葉を借りれば「マシンガンのごとく放たれるシュート」でゴールを量産した。ニューカッスル最後のリーグ優勝、1926-27 シーズンはキャプテンとエースストライカーと二役をこなし、タイトル獲得の原動力となった。天才にありがちなことだが、ガラカーも規律や束縛を嫌い、また喫煙、アルコール (ついでに女も) が大好きという選手であったため、監督やフロントとは衝突しがちであった。全盛
期を過ぎるとその性格が祟り、ビッグクラブからはお呼びがかからなくなり、また離婚、長男の病死など私生活での不幸にも泣かされた。引退後はジャーナリストとして活動をはじめるが、選手時代からのアルコール依存症は治らず、妻子に暴力を振るうこともたびたびだった。57年に息子への虐待を理由に起訴された翌日、鉄道自殺を遂げる。洒落者として知られたガラカーらしい上等のコートを羽織り、彼はゆっくりとゲーツヘッドの土手を上っていく。おいかけっこをしていた子供たちが彼のすぐ脇を通りすぎ、そのうちのひとりがコートの袖をかすめた。ガラカーはその子供に向かい「Sorry 」とつぶやき、その数分後に線路に身を横たえた----- これが彼の最期の場面と伝えられている。

Galleher,Kevin: ケビン・ガラカー[人名]
97年にブラックバーンから加入。ウインガータイプのFWとしてプレーしたが、年齢もあり、あまり活躍はしていない。もともと戦力補強というよりはアランの話し相手という色合いの濃い移籍ではあった。戦力とは言いがたかったが、スコットランド産としては例外的美形だったため、ベンチの花としては非常にイケていたと、個人的には思っている。

Gateshead : ゲーツヘッド[地名]
タイン河を挟んだニューカッスルの隣町。ガスコイン、クリス・ワドルを生んだ町 (ついでに元マッケムズのドン・ハッチソンも生んでいる) 。映画『シーズンチケット』の舞台でもある。ニューカッスルの州辺地は特殊な地名が多くて、日本の雑誌でも読み間違いを多く見かける。ゲーツヘッドも某サッカー誌に「ゲートシェッド」と書かれていた。※Wallsendの欄参照

Gascoigne,Paul: ポール・ガスコイン[人名]
イングランドが生んだ最高のファンタジスタにして、アホの代名詞。ゲーツヘッド生まれで、早くから天才の素質を発揮していた。ジョー・ハーベイ(【H】の項参照)はガッザのことを「世界で一番天分の才能に恵まれた少年」と絶賛している。17歳でトップチームにデビューし、ファンタジスタぶりを遺憾なく発揮するが、惜しむらくは当時のニューカッスルは2部。この天才を長く引き止めることはできなかった。ウチを去ったあとも、しょっちゅうニューカッスルに戻ってきては飲み歩いているという。愛称は「ガッザ」。

General Lee:ジェネラル・リー (リー将軍) [愛称]
ロバート・リーの愛称。南北戦争の英雄、ロバート・E・リー将軍とミドルネーム違いなことからついたあだ名。ちなみにロブ・リーはロバート・マーティン・リーである。昔、本当に南北戦争時代の軍服を着せられてフォトセッションをしたのには倒れた。さらにその隣で敬礼してたキーガンのお茶目さにはメロメロ。

Geordie:ジョーディ[名詞]
広義にはタイン&ウェア、ノーサンバーランド一帯の住人を指す言葉。しかしフットボールに関しては、ニューカッスル・サポーターを指す。アクセント、言葉そのものも独特なジョーディ方言でも有名。ジョーディの語源に関しては諸説紛々。

Ginola,David: ダビド・ジノラ[人名]
94年にパリ・サンジェルマンから加入。モデル並のルックスと華麗なテクニックで、たちまち人気者になる。シアラー加入以前、ウチで一番多くのユニフォームを売った男である。シアラーとソリが合わず、さらに最大の理解者キーガンの辞任によって完全にやる気を無くし、チーム批判、サポーター批判までやってしまい、今では可愛さ余って憎さ百倍のウチのサポーターから凄まじいブーイングを食らうようになってしまった (涙) 。98年にスパーズに移籍、その後アストン・ビラ、エバートンを経て、現在はハンパな俳優。

Gullid,Ruud:ルート・フリット[人名]
現役時代はACミランの黄金時代を築いた天才MFだった。98年にダルグリッシュの後を受けて監督就任。当時交際中だった現在の嫁の尻を追いかけるのに忙しかったため、ロンドン在住のまま、試合の時だけニューカッスルに来るというムチャクチャな監督で、合同練習すらほとんどなかった。これに反発したのがアランで最初から不協和音。99-00 シーズンの開幕から7試合勝ち星なしはある意味当然の結果だった。ホームのサンダーランド戦であろうことか、アランを先発から外した末に負けるという自殺行為を冒して辞任。会見後、SJPを去るフリットを見送ったファンはわずか数人。その数日後ボビー・ロブソンの就任会見に集まったファンが優に1000 人を越えていたのとはあまりにも対照的だった。

【H】
Harvey,Joe: ジョー・ハーベイ[人名]
50年代の黄金時代のキャプテンにして、60、70年代の監督、そしてスカウトとして30年以上ニューカッスルに関わってきた伝説の人。チームメイトにはニューカッスル史上最高の選手ミルバーンがいるという状態ながらもキャプテンを任され、その間で2 度FAカップを制するという見事な結果を残した。監督としても65年のDiv.2 優勝、69年のフェアーズカ
ップ優勝のタイトルをもたらした。74年にFAカップ決勝に進出したが、リバプールに敗れている。しかし、マルコム・マクドナルド、テリー・マクダーモットといった名選手を見出し、魅力的なチームを作り上げた手腕は見事。スカウトとしてもクリス・ワドル、ポール・ガスコインらを見出している。90年に心臓発作でこの世を去った。イタリアン・マフィアを思わせる眉毛の太い、濃い目のハンサムである。

Hall,John Sir.: サー・ジョン・ホール[人名]
ニューカッスル生まれの大富豪。ショッピングセンター経営で財を成し、少年時代からの念願、ニューカッスル・ユナイテッドのオーナーになる。当時3 部落ち寸前まで低迷していたニューカッスルの建て直しを図り、ケビン・キーガンを監督に招聘し、潤沢な補強資金を与え、数年で再生に成功する。Div.1 優勝を決めた試合では、試合が終わる前からハイになって、「We are the Champions」を熱唱するという熱血オヤジぶりを披露した。その後キーガンと不仲になり、ついでに本人も第一線からの引退を表明。クラブ経営からも
手を引いたが、そのとたん経営が悪化したため、再びオーナーの座に戻っている。現在はスペインで悠々の老後生活中。ウチがやたらとスペイン合宿をするのはおそらくサー・ジョンの影響であろう。クラブ役員に不肖のバカ息子ダグラス・ホール (美貌) が名を連ねており、サー・ジョン亡き後の経営には非常な不安がある。

Hamann,Ditmar:ディトマール・ハマン[人名]
98年加入。ダルグリッシュ好みの守備のうまいプレーヤーで、慣れればさぞや強力な戦力に・・・と思われた矢先に骨折、復帰した時にはフリット監督が誕生していたため、リバプールに逃亡した。高い買い物に終わってしまったので、地元民からはけっこー憎まれている。ファンサイトでは一時名前で呼ばれず、「あのドイツ人」とか「例のドイツ人」と呼ばれていた。オランダ人とドイツ人にうまくやれというのは酷な話ではある。

Howay 5-oh!:[ビデオ]
96年10月20日の対マンチェスター・U戦。5-0 という圧勝に気を良くして発売してしまったビデオ。この試合は2 年ほど前の「ファンが選ぶ名勝負」でも圧倒的な得票数で1 位に選ばれていた。タイトルは大昔のテレビドラマ『ハワイ5-OH』からパクったらしい。ちなみにこの試合はビデオだけでなく、記念Tシャツ、記念マグカップなども発売されたほど。えらい後々までクラブショップでこのビデオを流してたのには倒れた。1点目のピーコックのへなちょこヘディングを除けば、残る4点は惚れ惚れするよーなビューティフルゴールだらけなので、私の一番好きな試合もこれ。01-02 シーズンの対マン・U、4-3勝ち試合後、アランはこの試合のことを持ち出して、「あれ以来のエキサイティングなゲーム」と語っていた。

Howay,Steve:スティーブ・ハウイー[人名]
サンダーランド生まれでニューカッスルのユース育ちという重そうな宿命を背負ってるせいか、本人も重量級DFである。キーガン監督のキャラを反映して、やたらと陽気な選手が多い中、異質の無表情ハードボイルドキャラクターであった。顔と芸風がこんなに一致してる選手も珍しい。現在ノンリーグのクルークスタウン監督。

Howay the lads: [掛け声]
ジョーディ語。COME ON ! の意。

Hughes,Aaron: アーロン・ヒューズ[人名]
99年にトップチーム昇格。同年代のユース選手の中では最も期待されていた選手。ウチでトップに上がるより先に北アイルランドA代表に選出されている。もともとCBで、読みで勝負するクレバーさと的確なカバーリングが高く評価されていた。今は右SBに定着しそれなりの評価を受けているが、彼の天性はやはりCBにあると個人的にはちと残念。トップチームに上がるためにずいぶん努力もしたようで、エライもんだと感心したが、理由はひとつ、「サマンサ(妻の名前)の父親が、トップに上がるまで結婚は認めないと言ったから」だそうである。19歳まではジュード・ロウばりの美少年だったが、最近濃くなりすぎ(涙)。2005年にアストン・ビラへ移籍。

Harper,Steve: スティーブ・ハーパー[人名]
アカデミーからウチ一筋の本物の生え抜き選手。シェイ・ギブンの加入によって、控えに甘んじるも、クラブ側は頑として「ハーパーは控えではない、ウチはW正GKだ」と主張し続ける。02-03 シーズン開幕前にはレンジャーズ、エバートンなど数チームのオファーを受け、本人も移籍志願したと伝えられるが、おじいさまが「全く手放す気はない」とすべて退けている。ギブンが努力型の秀才ならば、ハーパーは本物の天才。GKになるために生まれてきた子だと当時のキーパーコーチ、サイモン・スミスは語っている。ギブンの反射神経と瞬発力に対して、ハーパーは正しいポジショニングとピッチ全体を把握する広い視野と的確な状況判断で勝負できる正統派のGKである。


【I】
INSIDE ST.JAMES'PARK: インサイド・セント・ジェームズ・パーク [ビデオ]
SJPの簡単な歴史と内部の案内、さらにぶっつぶれた新スタジアム構想をまとめた30分足らずのビデオ。

【J】
J.J.: ジェイ・ジェイ[愛称]
ジャーマイン・ジェナスの愛称。ウチに来てからこう呼ばれているが、本人もいたくこの呼び名がお気に召しているそうである。

Jenas,Jarmine:ジャーマイン・ジェナス[人名]
2001年に加入。前チームのノッティンガム・フォレスト時代から評価の高かったMFで、U-19ではキャプテンを務める。ノッティンガム生まれでフォレストを深く愛するだけに、当初はウチのオファーを嫌がっていたが、名将ボビー・ロブソンの「坊や、おいちゃんはねロナウドやフィーゴにサインさせた監督なんだよ!」の口説き文句に気を良くしてやってきた。最近、私服までダイヤーに似てきて、ますます区別がつかない。ノビー・ソラーノに言わせると「全然違うよ。キーロンはボールを持つ選手だけど、J.J.はボールを走らせるタイプでしょ」とのことだが、似てるって見かけの話なんですけど(汗)。2005年トッテナムに移籍。ウチを出て行く前に「ニューカッスルで生活は金魚ばちの中の金魚みたい」と発言、サポの不評を買った。さらにトッテナム移籍直後に、クラブでの暴力事件に巻き込まれた時は「金魚より、暴力の方がいいってか?」とサポに揶揄された(南無)。

Jeresters:ニューカッスル・ジェレスターズ[チーム名]
ニューカッスルを本拠地とするアイスホッケーチーム。Jeresterとは道化師、ピエロの意。かつてはいかにもこの地らしい、Riverking という名前だったが、死ぬほど弱く、最下位を爆走していた。アリーナはSJPよりタイン川を目指した方向にある。冬の観戦時、土日のデイゲームの後に行ってみるのも一興。

JET:ジェット[愛称]
ジャッキー・ミルバーンのニックネーム。本名John Edward Thompson Milburnの頭文字から。

Jinky:ジンキー[愛称]70年代のDF、ジミー・スミスの愛称。


【K】
Kamikaze Football:カミカゼ・フットボール[名詞]
太平洋戦争時、世界を驚愕させた日本の特攻隊は「カミカゼ」という名でよく知られている。それにフットボールがつくと、ノーガードの撃ち合い、すなわち恐ろしいほどの点の取り合いをするゲームのことを指す。かつて、2 年連続で4-3 というスコアの対決をしたウチとリバプールの試合はその代表と言われる。2度目の対戦の後、当時のリバ監督ジェラール・ウリエが「こんなカミカゼ・フットボールはプロがやるものではない、恥だ」と語った直後、キーガンは「これがウチの芸風だよ。なんか文句ある?」と発言して、笑いを取りまくっていた。ウリエが恥といった、このゲームが「プレミア10周年のベストゲーム」に選ばれているのはいかがなものか(笑)

Keegan,Kevin: ケビン・キーガン[人名]
70年代のリバプール、イングランドの伝説。「キング・ケブ」という愛称で知られた。ドイツ、ハンブルガーに移籍後、2 年連続でバロンドールを受賞。同賞を2 回受賞した唯一のイングランド人である。82年から2 シーズン、ニューカッスルでプレー。その後92年に監督に就任。人々を魅了する超攻撃的サッカーでたちまちニューカッスルをプレミアの強豪チームに引き上げた。祖父も父も炭鉱夫という由緒正しいジョーディで、その意味ではヨークシャー生まれとはいえ、彼の血筋は生粋のジョーディなのである。特に父は熱烈なニューカッスル・サポであったらしく、伝説のストライカー、ヒューイ・ガラカーについて「うちの親父がすげーファンだったよ」と語っている。キーガン指揮下、ニューカッスルは優勝争いには加わ
ったもののノンタイトルに終わる。しかし、その魅力的サッカーはいまだにサポーターの心を捉えて離さない。それがゆえに現在でもニューカッスルの原点はキーガン時代にあるのであり、それを知らずに語るとイタタな目に遭うということを忘れてはならない。

Keegan's Wonderland:キーガンズ・ワンダーランド[愛称]
キーガン統治下のニューカッスル・ユナイテッドにやたらと溢れていたキャッチ。

Kevin's Kids: ケビンズ・キッズ[愛称]
キーガン時代の選手たちの総称であり、サポーターたちをも指す。

Killing Time: キリング・タイム[映画]
ニューカッスルが舞台になったバイオレンス映画。マフィアと悪徳警官と女殺し屋とチンピラがおたがいに殺し合うストーリーで、殺戮シーンが多いため、R18指定になっているが、ブラックユーモアに満ちていて面白い。役立たずなチンピラ4人組の一番マヌケな奴がキーガン時代のユニフォームを着ているのが笑える。キーサイドにある4つ星ホテル、コプソーンをはじめ、駅周辺が登場する。

【L】
Lawrence,Jimmy: ジミー・ローレンス[人名]
1904-1922 シーズンで505 試合に出場(クラブ記録)した伝説のGK。グラスゴー生まれのスコットランド人。実は170 センチぐらいしかなかったという。あんまり昔の人なので、プレーを確かめる術がないのだが、他のGKがお手本にすべき選手だったらしい。つまりは“良いキーパーのスタンダード”。ウチを引退した後、すぐに監督になり、プレストン・ノース・エンドにスコットランドの伝説的名選手で後にアーセナルの伝説にもなったアレックス・ジェームズを呼んだ。またドイツに渡り、カールスルーエをリーグ優勝に導くなどの実績も残している。

Lee,Robert: ロバート・リー[人名]
92年に加入。18歳でチャールトンのトップチームにデビューした時はセンターフォワード、ニューカッスルでは右ウイングとしてデビューした。地元志向の強いウチでロンドン生まれの選手がヒーローになるのはかなり難しいことで、その例外といっていいのはスーパーマックとロブ・リーのふたりだけ。闘志とリーダーシップ、献身的な守備、そして完璧なボールのつなぎ役としてチームメイトとサポーターから深く信頼された男。01-02 シーズン、若返りを計るクラブと対立、ダービーに移籍したが、それも元を返せば、ロブ・リーのコーチ就任を望むクラブ側と現役にこだわるリー本人の話し合いが平行線をたどったため。この対立のさなか、ファンサイトが行なった「リーを残留させるべきか否か」アンケートには実に75%が「残留させるべし」と答えている。

【M】
MacDonald,Malcolm:マルコム・マクドナルド[人名]
70年代のニューカッスルの伝説。「スーパーマック」という愛称で知られ、絶大な人気を誇った。現在もノースイーストに住み、新聞、ラジオなどのメディアに登場する他、ノースシールズFCの名誉会長にもなっている。現役時代の「猿の惑星」にノーメイクで出られるルックスから、現在のもうすぐ定年の課長的ルックスへの変貌はオールドファンにはちと悲しいものがあるらしい。

MAGNIFICENT NO.9'S: マグニフィセント・ナンバーナインズ [ビデオ]
これぞ、ウチならでは! という感じのおすすめビデオ。ジョック・ペディ、アルバート・シェパードなど大昔の選手たちからコール、ファーディナンド、シアラーまで、見事にウチのストライカーの歴史を網羅した素晴らしい内容。個人的にはその年のゴール・オブ・ザ・シーズンに選ばれたスーパーマックのゴールがめっちゃカッコよくて気に入ってて、そのシーンのためだけでも金払う価値があると思っている。

MAG-NIFIQUE 4-3:マグニフィーク 4-3 [ビデオ]
01-02 シーズン、マン・Uを4-3 で破ったホームゲームのビデオ。スカパーが放送してくんなかったもんで、一生見られないと思っていたが、見事ビデオ化。パッケージはフリーキックを決めた後のロベールのガッツポーズ写真である。ビデオだけでなく、この日の試合の写真が額入り・ウチの出場選手全員のサイン入りで販売されている。

MAGPIE(S):マグパイ、マグパイズ[愛称]
ウチの愛称。ユニフォームの白黒がカササギ(MAGPIE)という鳥に似ていることから。クラブ創設時は水色に近いブルーだったらしいが白と黒のストライプに。当時、強豪クラブだったノッツ・カウンティの真似だという話である。ちなみにノッツの愛称もマグパイ。さらに言うと、ユベントスが白黒なのもノッツの真似だからである。マグパイの由来については、ユニの色説、当時クラブハウスにカササギのつがいが巣を作っていて、チームのマスコット扱いされていた説等、他諸説あり。よく「マグピー」と呼んでしまう人がいるが、マグパイなので間違わないよーに。

McDermott,Terry:テリー・マクダーモット[人名]
リバプール生まれのスコットランド人。ウチとリバプールを行ったり来たりする選手生活を送ったのち、キーガンのアシスタントコーチに就任。ベンチで女子高生のようにはしゃぐコンビとしてサポーターに愛された。74年FAカップ決勝時はジノラとタメを張れるような美形だったのに、その後リバプールに引き抜かれて以降はダン池田のそっくりさんになってしまったのが不可解。キーガン辞任後はダルグリッシュのアシスタントを務めたが、フリット監督就任と同時に辞任。競馬関係のシンジケートを経て、2005年に復帰。「テリー・マック」という愛称で呼ばれているが、これがどー聞いても「テリー・マー」にしか聞こえない。

McCracken,Billy:ビリー・マクラッケン[人名]
ニューカッスルの歴史だけでなく、世界のサッカーの歴史に名を残す選手。1900年代から20年代にかけてニューカッスルでプレーした名CBで、「オフサイド・トラップ」の産みの親である。それだけでも凄いが、彼の名がサッカー史に残るのは、そのオフサイド・トラップによって被害を被った他クラブの猛抗議によって、FAがルール変更に踏み切ったためだ。今も残るFAの17か条のルールが変更されたのは、この時(1925年)だけであり、マクラッケンは史上唯一、ルールを変えた男として伝説になった。クラブの在籍年数に関しては、彼の相棒フランク・ハズペスとともに19年間とクラブ最長記録を持っている。恐ろしいほど頭がよく、戦術眼の高さは驚異的だったと伝えられていて、長身でハンサムとルックスも完璧。天は二物を与えるものなのだなあ、と感心してしまう男である。

Milburn,Jackie:ジャッキー・ミルバーン[人名]
ニューカッスルクラブ史上最高の選手で50年代の黄金時代の立役者。スピード、テクニック、アイデアとすべてに秀でた天才ストライカー。FAカップ決勝最速ゴール、FAカップ全試合で得点など凄まじい活躍をした。ニューカッスルで唯一通算200 ゴールをあげた選手で、そのことからも彼の驚異的な得点力がわかるが、ジャッキーの魅力はなんといっても、ゴールそのものの美しさであったという。直接ジャッキーから薫陶を受けたマルコム・マクドナルドは「ただボールをたたき込むだけではダメだ。サポーターを喜ばせる、美しいゴールを決めることがニューカッスルのナンバーナインの義務なのだ」と言い聞かせられたそうである。現役引退後はクラブから監督就任を要請されるも断り、イプスウィッチ、北アイルランドのクラブなどで指揮を取る。その後はニューカッスルに戻り、解説や評論を執筆した。88年10月にガンで死去。ジャッキーの柩を乗せた車がメインストリートを静かにいく。道の両脇には一般市民が並び、女性たちはハンカチで涙を拭い、男たちは帽子をとって車を見送る。教会は花で埋めつくされ、柩を出迎えた司祭さえも涙を流していた---これが映像に残るジャッキーの葬儀の様子。どの写真を見ても、背筋をピンと伸ばした、映画俳優ばりの美形である。

Moncur,Bobby: ボビー・モンカー[人名]
60年代後半から70年代はじめにかけてキャプテンを務めた。クラブ史上唯一のヨーロッパタイトル、1969年のフェアーズ・カップ優勝をもたらした英雄。思わず「兄貴! 」と呼びたくなるマッチョな二枚目である。ウチの選手、昔の方がハンサムが多いのはちょいと悲しいものがある。

Monkey Heed(Head):モンキーヘッド (猿頭) [愛称? ]
サンダーランド監督、ピーター・リードのニックネーム。ファンサイトあたりでよく使われる用語。チンパンジーの体にリードの顔をアイコラしたものなどもよく見られる。ウチのサポーターソングにもビートルズの『イエローサブマリン』の替え歌「In the town where I was born. Live a man with Monkey Heed 」やモンキーズの『デイドリーム・ビリーバー』の替え歌「F*** OFF PETER REID 」などがある。ここまでくると、憎くてやってるようには見えないぐらいの人気者である。


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